翼のない潜水者

産業遺構、巨大建築、廃線跡を求めて東奔西走

廃墟

M鉱山跡訪問

Tランプが大統領になった日、職場の皆が作業の手を止めてスマホに噛り付いたことがもうはるか昔に感じる社畜です。ご無沙汰です。 唐突に業務が閑散期に入ったのでブログを書きます。 北の地、かの有名な鉱山跡地を訪ねたのは先月頭のこと。 今年の秋は暑い…

茨○県のあの廃墟

念願だったにも関わらず、12-24mmを持って行かなかった自分は間違いなく阿呆です。

CONTAX G1で撮る廃校舎

お題「やっぱりフィルム写真が好き!」 群馬県吾妻郡,旧岩島第二小学校 1999年3月31日,閉校 この校舎は昭和29年生まれだそうです。閉校してから20年近く経つとは思えないほど 保存状態が良いです。人の出入りがあるようで、校庭も草が生えていない。 今も何…

春と廃校舎と桜と

空は灰色の衣を纏い、桜の開花を待てど肌寒さ残る春先。 山あいの小さな廃校舎で撮影してきました。 正門のすぐそばで水仙がキレイに咲いていた。群馬は水仙が有名なのか? ガラスに反射した景色が多重露光にもみえる。 最近ポートレートがとても楽しいです♪…

秩父の廃村【T集落跡】

私は今Dir en GreyのVulgarというアルバムを聴きながらとある廃村の風景について思いを馳せている。(今のDirはオシャレな感じになっちゃったけど) youtu.be 中学の頃このアルバムに収録されている「砂上の唄」や「drain away」の世界観に衝撃を受けて、い…

どうしようもないとき

言葉は何も浮かばなかった。 疲れたカラダを慰める死にたくなるほど暗い寫眞と心地よい静寂。

最後の姿【霞ヶ丘アパート】

東京五輪に向け、解体。公園として整備されるそうです。団地を残して利用する道はなかったのでしょうか。昭和の団地の植生はとても興味深い。春を運ぶ花の香りがした。

廃線跡に咲く花

真冬なのに、凛と咲くユリ科の植物。 昨年の12月、およそ5年ぶりに能登線の遺構を見に行った。着いた頃には真っ暗でおまけにお約束の雨。寒い。 廃線になって約10年。のと鉄道能登線の遺構は徐々に数を減らしつつもかろうじてその原型をとどめている。 www.n…

新梨子油力発電所跡【再訪】

足尾銅山遺構は3年ぶり、2回目の訪問でした。 初めてということもあり、前回は全体をまんべんなくさらう散策でしたが今回はもう一歩足を踏み入れたり散策範囲を広げたりしています。 iko-tansaku.hateblo.jp iko-tansaku.hateblo.jp 通洞力変電所(新梨子…

日立鉱山訪問【遺構探索編】

なぜ遺構(廃墟)にばっか行くのか。 それは、やめられないから。 鬱蒼とした茂みをかき分けた先に、我々の日常の片隅に、それは突如現れる。 人を寄せ付けない異様なオーラ、佇まいと対面したとき、心の底から湧き上がる感動は一度味をしめるとやめられない…

沈黙する小さな景色

あの大きな地震から4年経ち今東北の沿岸部の景色はどうなってるだろう。 と思い、見に行ってきた。 帰宅困難区域の街並みは今も隔離されたままだった。 南相馬、福島第一原発付近を通過しするとき奇跡的に車を止められそうなところを見つけた。普通の、いわ…

伊豆半島の廃墟巡り②

西伊豆から南へ。コンビニも滅多に出て来ない海沿いの国道(だっけか…)をゆく。 2時間弱で下田あたりまで出られた。黒船来航記念館(正式名称は下田開国博物館)なるものがあり、その真正面に鎮座するはF士屋ホテルの廃墟。 おいおいまじかい。さわやかな…

伊豆半島の廃墟巡り①

一言でいうと、入っては行けない感で溢れかえっていた。 心霊的な危うさに加え、生命の危機的な意味で。 一線を侵すスレスレのラインをお楽しみいただけたらと思ひまふ。 生々しさを伝えるため、写真はほぼ撮りっぱなしにしてあります。 【西伊豆の廃民宿】 …

廃車両基地

ただいま、おかえり、さよなら、また会いに来るよ。

沈黙の白亜城②

前回の更新から、またしても間が空いてしまいましたあ…汗 なぜなら、デスクに向かうべきところで堪えきれず八ッ場ダム水没地域を見に 行ったからですが。。大変有意義でした。そのときの話はまた追い追い(← さて、後半は一部現役稼働中の工場と旧社宅(木造…

沈黙の白亜城①

しばらくブログがおろそかになってしまいました。。 3年目社員研修の報告からようやく解放され、本社(九州)から カムバックしたその足で秩父まで遠足に行ってきました♪ 超がつくほど有名な◯ッ◯ツの石灰採掘場。しかし、ここに辿りつくまでには果てしない…

時をとめた【東京湾要塞】

要塞の断片。 猿島は国内に点在する戦跡の1つで、明治初期から昭和にかけて建造された 日本最初の要塞。元国防の要、貴重な産業遺構です。 午前10時のフェリーで島に上陸。日曜の朝だがなかなかの人集り。。 ゆるい起伏の地形と長い時間が作り出した空間…

朽ちて輝きを増すものたちへ

錆びてゆくトタンて、誰かが筆で色を乗せているのではないかと思うほど 多様な表情を持ち合わせていると思いませんか。 真新しく塗りたての頃よりも、命をもったもののように。 トタンに限らず、、ですけども。落ち葉とベリーにだって負けないくらい。綺麗な…

奥多摩の廃村/旧倉沢村 後半

つづき 遺構探索の醍醐味は残留物を通して、残された人の思いの断片を見つけることだと思う。状態のいい階段を昇りながら、当時の生活を思った。蹴上が低くてなかなか親切(?)な階段…。 この細い階の先には理容院があったとのこと。 舗装を突き破り、木々…

奥多摩の廃村/旧倉沢村 前半

連休の中日に廃村(ほぼ前半)と小河内ダム(後半)に行ったのでそのこと書きます。 倉沢集落は西多摩郡奥多摩町にある幻?の廃村で有名。 近くの山にコンクリートの原材料となる石灰岩の採掘場があった。 高度成長期、都市の発展を影で支えた人々の社宅…と…

甘いコーヒーと苦いチョコレート

倒錯した状態に惹かれるのかもしれません。 小さいときからよく、世界がひっくり返ればいいのと思っていました。 誰も見向きもしないモノに興味をもち、例えば身近な扉の向こうが別次元の空間に繋がっていたらどんなにおもしろいだろうかとか、姿見の中には…

軍艦と呼ばれた島

「三菱石炭鉱業/端島」訪問:2012年5月 軍艦島へはツアーに申し込み、フェリーで上陸する。ガイドさんの案内のもと安全に見学できる遺構だ。かつては漁船で運んで来てもらうしか上陸手段がなかったようだが・・観光地化する前に訪れてみたかった。 曇天の海…

奥多摩ロープウェイ

「小さなゴンドラの叶わぬ願い」訪問:2014年6月某日 朝から土砂降りの雨で、おいおいこんなびしょびしょで撮影できるんかいな・・とか思ってたけど絶好調でした。雨粒がいい仕事してくれた。 キャパ15人ほどといったところだろうか、ちいさなゴンドラがそ…

足尾銅山周辺散策①

「日本一の鉱都」 足尾銅山を初めて訪れたのは2012年秋の連休だった。 上京して休みが取れたらまずここに行こう!と決めていた。 日本海側の人間にとって平野というイメージが強い太平洋側 (特に関東)の車移動の距離感覚は未知。 都内からなら車でぴゅーっ…