翼のない潜水者

産業遺構、巨大建築、廃線跡を求めて東奔西走

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秩父の廃村【T集落跡】

私は今Dir en GreyのVulgarというアルバムを聴きながらとある廃村の風景について思いを馳せている。(今のDirはオシャレな感じになっちゃったけど) youtu.be 中学の頃このアルバムに収録されている「砂上の唄」や「drain away」の世界観に衝撃を受けて、い…

最後の姿【霞ヶ丘アパート】

東京五輪に向け、解体。公園として整備されるそうです。団地を残して利用する道はなかったのでしょうか。昭和の団地の植生はとても興味深い。春を運ぶ花の香りがした。

子安の船着場【東京Deep散歩】

昭和初期の風景を移植したような異空間。ディープ過ぎる…(´Д` )

廃線跡に咲く花

真冬なのに、凛と咲くユリ科の植物。 昨年の12月、およそ5年ぶりに能登線の遺構を見に行った。着いた頃には真っ暗でおまけにお約束の雨。寒い。 廃線になって約10年。のと鉄道能登線の遺構は徐々に数を減らしつつもかろうじてその原型をとどめている。 www.n…

絵に描いたような

人生なんてどこにもない。 歩いた跡に横たわる出来損ないのわたしの断片が互いの手をとり合おうともがき 間もなくして止まった。

ホームタウン

何にもない町だと思ってた。新幹線が来たところでなんにも変わらない。新しい道路が出来て、商業施設が出来て、東京が近くなって、脱昭和…?でも結局、何も変わらないんだよこの町は。相変わらずの曇天に真っ赤なナナカマド。

彷徨【神楽坂】

前回に続き、ポートレートです。 神楽坂の真っ暗な通りを彷徨い歩いた冬の夜、煌びやかな街のネオンを重ねてみました。 // こうして写真を撮ることをライフワークとしている以上、持つべきものは美しい友人だと確信しています。

またたく

人を撮れ撮れって言われ続けてきた。おそらくそれは一瞬のまたたき。息を飲む間にうつろふ何か。

新梨子油力発電所跡【再訪】

足尾銅山遺構は3年ぶり、2回目の訪問でした。 初めてということもあり、前回は全体をまんべんなくさらう散策でしたが今回はもう一歩足を踏み入れたり散策範囲を広げたりしています。 iko-tansaku.hateblo.jp iko-tansaku.hateblo.jp 通洞力変電所(新梨子…

日立鉱山訪問【資料館編】

この日は晴天にめぐまれ、同行してくれた皆様に感謝です(T ^ T) 秋は大人の社会見学^^ 山肌を這う百足煙道と大煙突(1/3)手前にはダルマ煙突、日立中央CIで降りて7kmくらい走ると見えてきます。公共交通で行くこともできます。 ↓当時世界一の大煙突建設と公…

沈黙する小さな景色

あの大きな地震から4年経ち今東北の沿岸部の景色はどうなってるだろう。 と思い、見に行ってきた。 帰宅困難区域の街並みは今も隔離されたままだった。 南相馬、福島第一原発付近を通過しするとき奇跡的に車を止められそうなところを見つけた。普通の、いわ…

マンションのベランダから

月がキレイに見えた。そして結構な早さで動くのね…

冷えてゆく青

自分は海辺で育ったわけではないし詳しいことはわからないけれど、これは夏の終わり、冷たくなってゆく空と海の色だと思った。 真っ青なバックに真っ白の船体がよく映えていて、子どもたちの声もよく通った。 この船は海洋高校で使われていた実習船だそうだ…

伊豆半島の廃墟巡り②

西伊豆から南へ。コンビニも滅多に出て来ない海沿いの国道(だっけか…)をゆく。 2時間弱で下田あたりまで出られた。黒船来航記念館(正式名称は下田開国博物館)なるものがあり、その真正面に鎮座するはF士屋ホテルの廃墟。 おいおいまじかい。さわやかな…

伊豆半島の廃墟巡り①

一言でいうと、入っては行けない感で溢れかえっていた。 心霊的な危うさに加え、生命の危機的な意味で。 一線を侵すスレスレのラインをお楽しみいただけたらと思ひまふ。 生々しさを伝えるため、写真はほぼ撮りっぱなしにしてあります。 【西伊豆の廃民宿】 …

例えようもないこと

この目に届くのは物体にぶつかった可視光線の反射から得られ情報に過ぎないものの、実体に触れたいような、もの欲しさに手をのばすこの気持ちは例えようもない。

夏休みのまとめ②

大した予定も立てられぬまま夏が終わってしまった。子どもの頃、とても長く感じたひと月半の休みはやっぱり長いのだ。社会人の夏休みは密度が勝負だと思う、皆まで言わずとも(´・ω・`) そんな短いお盆の帰省で三年間に一度のお祭りに顔をだした。彼これ六年…

夏休みのまとめ①

夏の突き刺すような青から蒼へ。 やがて遠くなる瑞々しい日はその終わりを想像することが難しい 今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」

てっぱく

ご無沙汰ですm(_ _)m 梅雨が明けてからというもの灼熱で焼き殺されそうですね。 ひんやり鉄の塊で涼みましょう。 大宮の鉄道博物館、ずっと行きたくて念願かなってはしゃぎまくりでした(^ ^) 日本の鉄道史の振り返りです。初期の機関車ってちっさいのね。 そ…

物語がはじまりそう

彼女がそう言った。僕はひと呼吸置き、静かにカメラを構える。 とある日曜の昼下がり、都会のローカル線と呼ばれる某路線に僕らは居た。 戦前生まれの駅構内は昼間でも薄暗い。 古い建物の床や壁は黒ずんで、天井の梁にはツバメが巣をつくっている。少し前ま…

散歩【北千住/曳舟】

ライトな日常の描写 こぐありふれた我々の日常は潜在的に整理されたモジュールの上に存在している。

廃車両基地

ただいま、おかえり、さよなら、また会いに来るよ。

ブラックアンドホワイト【祖山ダム/小牧ダム】

ふたつとも昭和初期のオーソドックスな重力式ダムです。 ダムの中のダム。もちろん発電用。 砺波市内からR156を五箇山方面へ、新緑の隙間から黒ずんだコンクリートの堤体が顔を覗かせる。 蓄積された時間の重みばかり感じる。 祖山ダムよりやや富山側にある…

東京Deep散歩【神田編】

最近は高架下再生プロジェクトと称したオシャレスポットが増えてますが 個人的には戦前の香りを堪能したいです。 ※真昼でこの薄暗さです。刑事ドラマの撮影とかやっててもおかしくない どれも絶賛現役営業中です。中には廃墟もあったけど 建物自体は昭和初期…

ダムに沈みゆく渓谷の風景

だいぶ前になりますが八ッ場ダム予定地に行ったときのものです。 今回の目的は、ダムの完成とともに水没する吾妻線の一部と渓谷沿いの集落。 すでに全面立ち入り禁止のバリケードが。 車を降りて近づけるところまで徒歩で接近… 旧R145に置き換わる大きな橋と…

時をとめた【東京湾要塞】

要塞の断片。 猿島は国内に点在する戦跡の1つで、明治初期から昭和にかけて建造された 日本最初の要塞。元国防の要、貴重な産業遺構です。 午前10時のフェリーで島に上陸。日曜の朝だがなかなかの人集り。。 ゆるい起伏の地形と長い時間が作り出した空間…

賀正

あけました。今年も何卒(m_ _)m 大荒れの三ヶ日との予報です。 まだまだ序の口です。冬の実に氷柱。