ふたつとも昭和初期のオーソドックスな重力式ダムです。
ダムの中のダム。もちろん発電用。
砺波市内からR156を五箇山方面へ、新緑の隙間から黒ずんだコンクリートの堤体が顔を覗かせる。
蓄積された時間の重みばかり感じる。
祖山ダムよりやや富山側にあるのが小牧ダム。
完成当時はその高度な土木技術で東洋一のダムと謳われた名ダム。
今回、試みとして色を削ぎ落とすことで古いコンクリートの肌の質感に
リアリテイを持たせたいという意図がある。。
見ればみるほど、飽きるどころか深みを感じる。建設の際には殉職者も多く
心から敬意を表したい。