新梨子油力発電所跡【再訪】
足尾銅山遺構は3年ぶり、2回目の訪問でした。
初めてということもあり、前回は全体をまんべんなくさらう散策でしたが今回はもう一歩足を踏み入れたり散策範囲を広げたりしています。
通洞力変電所(新梨子油力発電所)とは
削岩機の動力源である圧縮空気をコンプレッサーで生成していた場所です。
震災前(部分崩壊前)の様子がこちらのサイトでよく分かります。
前回は倫理観の殻を破れず路上から眺めるだけでした。
色んな廃墟ブロガーさんの投稿をみて勇気がでました…近々解体予定につき緊急性が高いと判断(コンプライ…略)
レンガの外壁はしっかり残っていますが、下地の木にトタンが乗っただけの屋根は崩落。先へ進もうにも、進行を阻止するかのごとく牽制されています。
こちらの棟は倉庫だったのでしょうか。トップライトから漏れる光が非常に美しい。
この時代の発電所建築というのはどうしてこうも素晴らしいものばかりなのか。近代化へ突き進む爆発的なエネルギー、先進文明への強い憧れの象徴…それも70年と持たず、解体を待つ終末のステージ。
かつて発電所があった建屋は無残にも震災で崩壊。がらんどうに近い有様です。
安全性確保できないので建屋内に入るのはおすすめできませんが、見に行っておく価値はあるかと思います。