奥多摩の廃村/旧倉沢村 後半
つづき
遺構探索の醍醐味は残留物を通して、残された人の思いの断片を見つけることだと思う。状態のいい階段を昇りながら、当時の生活を思った。蹴上が低くてなかなか親切(?)な階段…。
この細い階の先には理容院があったとのこと。
舗装を突き破り、木々が成長する。
フレームしか残ってない業務用と思われる椅子。数年前までたしかクッションがついていた。
歪にまがった朽ちたドラム缶。手でちぎったみたいな胴体。ひな壇の中腹まで上がるとレンガで積まれた竃の跡。
アニメ新世界よりでこんな場面あったね。
平成しか知らない私たちにはなんとも馴染みのない炊事場。
解体がはじまる2005年以前に倉沢に訪れた方のブログを見ると、どのように使われていたのかがよくわかる。
同刻に訪れていた人たちが供えていった花。斜面の下に共同墓地。わりと新しいものらしい。 (下りる勇気なかった)
すでに退色気味の紅葉。
まだ日が高かったので小河内ダムに移動。。。
相変わらず美しい減勢工です。。副ダムとも言う。
道路の向かいに小河内線の跡がある。橋梁もレールもしっかり残っており、廃線マニアとしてはもう鼻血が出そうだった。
そして日が暮れる。寒くなってもまだ人が沢山いた。意外・・
ダム湖百選。ちなみに日本には約2700基のダムがある。
おまけ。奥多摩工業、氷川工場。撮影すごく寒かった・・
廃村から稼働中の工場夜景まで・・・てんこ盛りの1日だったなぁ。
まだ余韻が残ってて社会復帰がむずかしい。