翼のない潜水者

産業遺構、巨大建築、廃線跡を求めて東奔西走

Hello 2016

あけましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いします。訪問したダムや廃墟の写真を纏まりのない文章で綴りはじめて一年が経ちました。思いがけず沢山の方との繋がりができたこと、本当に嬉しく思います。

彷徨【神楽坂】

前回に続き、ポートレートです。 神楽坂の真っ暗な通りを彷徨い歩いた冬の夜、煌びやかな街のネオンを重ねてみました。 // こうして写真を撮ることをライフワークとしている以上、持つべきものは美しい友人だと確信しています。

またたく

人を撮れ撮れって言われ続けてきた。おそらくそれは一瞬のまたたき。息を飲む間にうつろふ何か。

新梨子油力発電所跡【再訪】

足尾銅山遺構は3年ぶり、2回目の訪問でした。 初めてということもあり、前回は全体をまんべんなくさらう散策でしたが今回はもう一歩足を踏み入れたり散策範囲を広げたりしています。 iko-tansaku.hateblo.jp iko-tansaku.hateblo.jp 通洞力変電所(新梨子…

日立鉱山訪問【遺構探索編】

なぜ遺構(廃墟)にばっか行くのか。 それは、やめられないから。 鬱蒼とした茂みをかき分けた先に、我々の日常の片隅に、それは突如現れる。 人を寄せ付けない異様なオーラ、佇まいと対面したとき、心の底から湧き上がる感動は一度味をしめるとやめられない…

日立鉱山訪問【資料館編】

この日は晴天にめぐまれ、同行してくれた皆様に感謝です(T ^ T) 秋は大人の社会見学^^ 山肌を這う百足煙道と大煙突(1/3)手前にはダルマ煙突、日立中央CIで降りて7kmくらい走ると見えてきます。公共交通で行くこともできます。 ↓当時世界一の大煙突建設と公…

沈黙する小さな景色

あの大きな地震から4年経ち今東北の沿岸部の景色はどうなってるだろう。 と思い、見に行ってきた。 帰宅困難区域の街並みは今も隔離されたままだった。 南相馬、福島第一原発付近を通過しするとき奇跡的に車を止められそうなところを見つけた。普通の、いわ…

マンションのベランダから

月がキレイに見えた。そして結構な早さで動くのね…

冷えてゆく青

自分は海辺で育ったわけではないし詳しいことはわからないけれど、これは夏の終わり、冷たくなってゆく空と海の色だと思った。 真っ青なバックに真っ白の船体がよく映えていて、子どもたちの声もよく通った。 この船は海洋高校で使われていた実習船だそうだ…

一眼を持ち出す意義

スマホのカメラのすごさを実感したので少し書きます。あいぽんのカメラは微妙などとのたまう輩もおりますが、広角域のスナップなら十分に戦えますね…致命的に暗いところでなければ。手持ち撮影で、あいぽん5sと一眼の比較をします。1枚目はあいぽん先生。富…

伊豆半島の廃墟巡り②

西伊豆から南へ。コンビニも滅多に出て来ない海沿いの国道(だっけか…)をゆく。 2時間弱で下田あたりまで出られた。黒船来航記念館(正式名称は下田開国博物館)なるものがあり、その真正面に鎮座するはF士屋ホテルの廃墟。 おいおいまじかい。さわやかな…

伊豆半島の廃墟巡り①

一言でいうと、入っては行けない感で溢れかえっていた。 心霊的な危うさに加え、生命の危機的な意味で。 一線を侵すスレスレのラインをお楽しみいただけたらと思ひまふ。 生々しさを伝えるため、写真はほぼ撮りっぱなしにしてあります。 【西伊豆の廃民宿】 …

例えようもないこと

この目に届くのは物体にぶつかった可視光線の反射から得られ情報に過ぎないものの、実体に触れたいような、もの欲しさに手をのばすこの気持ちは例えようもない。

夏休みのまとめ②

大した予定も立てられぬまま夏が終わってしまった。子どもの頃、とても長く感じたひと月半の休みはやっぱり長いのだ。社会人の夏休みは密度が勝負だと思う、皆まで言わずとも(´・ω・`) そんな短いお盆の帰省で三年間に一度のお祭りに顔をだした。彼これ六年…

夏休みのまとめ①

夏の突き刺すような青から蒼へ。 やがて遠くなる瑞々しい日はその終わりを想像することが難しい 今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」

てっぱく

ご無沙汰ですm(_ _)m 梅雨が明けてからというもの灼熱で焼き殺されそうですね。 ひんやり鉄の塊で涼みましょう。 大宮の鉄道博物館、ずっと行きたくて念願かなってはしゃぎまくりでした(^ ^) 日本の鉄道史の振り返りです。初期の機関車ってちっさいのね。 そ…

夜の帷

もうしばらく、雨が続くね。

物語がはじまりそう

彼女がそう言った。僕はひと呼吸置き、静かにカメラを構える。 とある日曜の昼下がり、都会のローカル線と呼ばれる某路線に僕らは居た。 戦前生まれの駅構内は昼間でも薄暗い。 古い建物の床や壁は黒ずんで、天井の梁にはツバメが巣をつくっている。少し前ま…

散歩【北千住/曳舟】

ライトな日常の描写 こぐありふれた我々の日常は潜在的に整理されたモジュールの上に存在している。

やぎなら点検放流【矢木沢ダム/奈良俣ダム】

早朝5時発(本当は4時に出たかった)で群馬入り。 みなかみ町は暑かった。矢木沢放流めがけ移動すると思しきダムクラスタの車。 連休でもない日曜の朝、8時半を回った頃すでにR63はダム渋滞…。 なんとか1.5キロ圏内につけた。 軽装の人から重装備まで。ぞ…

廃車両基地

ただいま、おかえり、さよなら、また会いに来るよ。

直立

直立する姿が、印象的だった。写真撮りに行きたいなあ

ブラックアンドホワイト【祖山ダム/小牧ダム】

ふたつとも昭和初期のオーソドックスな重力式ダムです。 ダムの中のダム。もちろん発電用。 砺波市内からR156を五箇山方面へ、新緑の隙間から黒ずんだコンクリートの堤体が顔を覗かせる。 蓄積された時間の重みばかり感じる。 祖山ダムよりやや富山側にある…

東京Deep散歩【神田編】

最近は高架下再生プロジェクトと称したオシャレスポットが増えてますが 個人的には戦前の香りを堪能したいです。 ※真昼でこの薄暗さです。刑事ドラマの撮影とかやっててもおかしくない どれも絶賛現役営業中です。中には廃墟もあったけど 建物自体は昭和初期…

ダムに沈みゆく渓谷の風景

だいぶ前になりますが八ッ場ダム予定地に行ったときのものです。 今回の目的は、ダムの完成とともに水没する吾妻線の一部と渓谷沿いの集落。 すでに全面立ち入り禁止のバリケードが。 車を降りて近づけるところまで徒歩で接近… 旧R145に置き換わる大きな橋と…

ご近所の景色

最近撮った(つっても2週間前)春っぽいものです。 梅がちょうど葉をつけ始めた頃で、今週はもう完全に散ってしまった。 雨の日の撮影は寒いけど色がよく乗るんだよね。。 ポートレート用のレンズで人以外を撮るのにはまってる。 微妙に甘いピントや4/3をも…

沈黙の白亜城②

前回の更新から、またしても間が空いてしまいましたあ…汗 なぜなら、デスクに向かうべきところで堪えきれず八ッ場ダム水没地域を見に 行ったからですが。。大変有意義でした。そのときの話はまた追い追い(← さて、後半は一部現役稼働中の工場と旧社宅(木造…

沈黙の白亜城①

しばらくブログがおろそかになってしまいました。。 3年目社員研修の報告からようやく解放され、本社(九州)から カムバックしたその足で秩父まで遠足に行ってきました♪ 超がつくほど有名な◯ッ◯ツの石灰採掘場。しかし、ここに辿りつくまでには果てしない…

賽の河原②

那須の某所 赤い頭巾の石地蔵。おびただしい数… どうやら千体いるらしい。もっといそうな気もする。 祈るような深い表情と不揃いな傾きで合掌。 タッパのない地蔵は肩まで雪に埋まっていた… 遊歩道を250mほど上がるとむき出しの山肌に、九尾伝説の殺生石が鎮…

賽の河原

三途川。冥府への入り口。日本のあちこちにある 海辺にも似たようなケアンを見たことがある。 関係ないけど道中通りかかる小網ダムのクレストはかっこいいよ。